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2015~16
〜最近はCTを依頼すると3D画像も!〜

患者さんの病状の把握のために、市内の病院の放射線科にCTによる画像検査を依頼することがあります。その中で時に下記のような立体画像の写真も同封されていることがあります。もちろん普通のCT画像もありますが、3Dになっているとよりそのものが頭に思い浮かばれます。

症例としては鼻の疾患でポリープやのう胞性の病変、濃度の高い一側性の病変などです。



症例1) 左後鼻孔ポリープ
左上顎洞から発生し中鼻道から鼻腔後方に垂れ下がっているのがわかります。
症例2) 左術後性頬部のう胞
30年ぐらい前に鼻の手術を受けています。
たまたま残存した粘膜がのう胞を形成し、徐々に粘液を貯留し頬部の腫脹や疼痛を伴ってくることがあります。この方は左に孤立性にのう胞の形成があります。
症例3) 右術後性頬部のう胞
この方も50年以上前に鼻の手術を受けています。のう胞の圧迫により眼窩底の骨の欠損、上顎骨も一部欠損しています。かなり大きなのう胞になっています。
症例4) 右術後性頬部のう胞
この方も以前に鼻の手術を受けており、腫脹はそれほどないのですが、ときどき頬部痛を訴えるためCTをとりました。左にも小さなのう胞が形成されています。
症例5) 左副鼻腔の真菌症か腫瘍の疑い
左鼻腔に出血しやす腫瘍性?病変あるためCTをとると、左上顎洞から鼻腔にかけて一塊の病変あります。某病院にご紹介いたしました。