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2016
〜果報は寝て待て〜

しばらく様子をみていると、どこの場所でも腫瘤や肉芽などが自然に消滅することもあります。もちろん最初から悪性所見のオーラがある場合は別ですが、早急に組織検査や、手術的治療が必要でない場合は、Dr.のいうように、「少し経過をみましょう!」
今回はたまたま、ここ1〜2か月の間で、声帯の腫瘤に関して経験した症例です。


症例(1)
左声帯に血豆のような小さな血腫の形成あり。少し経過を見るようにお話ししました。半年後の来院では消失しています。



再診時、血腫部位に一致した部位は少し赤みを帯びているも、特に問題ない所見となっていた。
症例(2)
風邪症状が長引き、声枯れが続くために来院。喉頭内視鏡検査にて炎症性肉芽の診断。声の安静を指示。一か月後に来院された時には肉芽所見は消失。



再診時、両側声帯はほぼ正常に回復。嗄声も消失。