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●耳鼻咽喉の季節の話題


冬2006〜2007
【ノロウイルスによる感染性胃腸炎への対応について】

  今、まさに猛威をふるっている、ノロ。小児科医は大変みたいですが。
症状として、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などですが、普通1〜2日でおさまります。でもでも、症状が軽快したからと、警戒しないと大変なことになってしまいます。ウイルスは7〜10日、排泄されます。免疫力のない高齢者や乳幼児施設、病院などでは集団感染がおこってます。例年だとインフルエンザの流行が話題になるのに、ノロウイルス一色です。子供たちの感染から大人へと感染して、いわゆる家庭内感染を引き起こしているようです。ちょっとした風邪症状で私どもを受診してくださる患者さんのなかにも胃腸炎症状だけを訴える方も中にはいます。
生活上の注意を述べます
1、石鹸でよく手を洗う。外出から帰ってきたら必ず、手洗い、うがい。
2、吐物や排泄物の処理の際には必ず下記の注意を守る。
(1)手袋をして、直接汚物に触れない。
(2)汚物処理に用いたタオルやティッシュはビニール袋に入れ、廃棄する。
 乾燥した汚物が飛散しないように注意する。
(3)窓を開け、よく換気する。
3、塩素系の消毒で、患者さんが触ったところと、汚物の付着した床をふく。

以上、茨城県医師会からもたらされた内容を参考にして述べております。

ノロウイルスQandA(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040204-1.pdf
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